『intermezzoとワイナリーと、この名前のこと』
Mezzonary(メゾナリー)という名前は、坂本龍一氏の楽曲『intermezzo』からインスピレーションを受けている。
intermezzoとは、間奏のこと。
音楽のなかで、主旋律と主旋律のあいだに流れる、短い時間だ。
特に何かが起きるわけではなく。
でも、その静かな間があることで、次の旋律は深くなる。
聴いている側の呼吸も、知らないうちに変わっている。
mezzoという語には、「中間」「あいだ」という意味がある。
強すぎず、弱すぎず、前に出すぎることも、完全に退くこともない。
音楽が次の旋律へ向かう前に、呼吸を整えるための位置。
名前の後半の「ナリー」という音には、ワイナリーのイメージを重ねている。
ワインは、完成を急がない。熟成に時間をかける。
完成や成果だけでなく、熟成を待つ時間をも愛おしむ。
そんな気持ちを込めた。
Mezzonaryは、mezzoとワイナリーをかけ合わせた、私の造語。
その感覚を、暮らしや思考のなかに置いてみたいと思って生まれた名前だ。
答えを引き出すのではなく、少し立ち止まるための中間地点。
音楽のなかの間奏のように、次へ向かう前に呼吸を整える時間を目指している。